2019年12月27日
今週の注目感染症 令和元年・51週(12月16日~12月22日)
インフルエンザの定点当たり報告数は、前週より増加しました。
外出後の手洗い・うがいとともに、十分な休養をとるよう心がけてください。
また、お子さんの体調がすぐれない時は、医療機関に電話で相談の上、早目に受診してください。
~インフルエンザ~
今週、定点医療機関から報告があったインフルエンザ患者数は7,630人(定点当たり29.57)でした。
~腸管出血性大腸菌感染症~
腸管出血性大腸菌感染症では、下痢、血便、腹痛、発熱等の症状に続き、患者の6~7%に、発病後数日から2週間後に溶血性尿毒症症候群(HUS)などの重症合併症を発症することがあります。
特に、お子さんや高齢者など抵抗力の弱い方は注意が必要です。
~麻しん~
麻しんは、感染症発生動向調査では、2019年は、第51週までに35例の届出がありました。
なお、2018年、2017年はそれぞれ16例、5例の届出がありました。
~風しん~
風しんは、感染症発生動向調査では、2019年は、第51週までに197例の届出がありました。
なお、2018年、2017年はそれぞれ190例、6例の届出がありました。
~先天性風しん症候群~
先天性風しん症候群は、感染症発生動向調査では、2019年は、第4週に1例の届出がありました。
なお、過去には、2012年、2013年にそれぞれ1例、3例の届出がありました。
【埼玉県感染症情報センターより参照】
(令和元年12月25日更新)